恐るべき子供たちの作品情報・感想・評価

「恐るべき子供たち」に投稿された感想・評価

プリミティブで無秩序な世界が描かれたコクトーの原作が、その独特の質感が損なわれることなく映像化されていることに感動を覚えた。彼が口もお金も出した賜物なのだとしても。
窒息しそうなほど親密で険悪な匂いに満ちた子供部屋。姉弟は魂のレベルで深く愛しあい深く傷つけあう。エリザベートの残酷さはラストに向け加速する。蜘蛛は巣が完成するまでせっせと糸を吐き出し続けなければならない。私が心を持っていかれた原作のラスト数ページの描写はほぼカットされているけれども、幻覚と愛憎が渾然一体となり突然幕が下りる映画の終わり方もすばらしいと思った。バッハの音楽が最高。


バッハ 『4台のハープシコード協奏曲イ短調BWV1605』
Ken

Kenの感想・評価

2.5
散々長い前フリがあるが、終盤急展開する。
なんで、そんなウソをつくのかかなり謎だが、まぁ、そうなるだろなと思わせられる。
最後もなんで、そんなんなるん?と思うけど、まぁ、そうなるだろなと思う。

ジャン・ピエール・メルヴィルの映画。今はまだ助走の段階。いや、でも、海の沈黙面白かったもんなぁ。
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

3.6
ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品!

ジャン・コクトー自身の小説の映画化なんですが、脚本とナレーション「詩的」も担当。

メルヴィル監督の『海の沈黙』を凄く気に入って、本作を依頼したそうです。

母と一緒に暮らす姉エリザベート、弟ポール姉弟喧嘩の絶えない二人、姉は弟を溺愛して、弟ポールはガキ大将に恋心を抱き、又別の男にも好意を抱かれてる…

当時としてはかなり攻めてる題材ですね。近親相姦、ホモセクシャルの話を描いとります。

撮影アンリ・ドカエがいい仕事しとります!
死人の描写がエグい、メルヴィル演出!

中盤まではハマれませんでしたが、終盤にかけて姉役のニコールが素晴らしい!

落書きされた置物の眼差し…

夢遊病のポールの徘徊…

しかし、コクトーのナレーションは違和感…

よっしゃ!メルヴィル作品連投しよう(^^)

良か映画!
コクトーの短編を原作にしてることもあって詩的なナレーション多め。ストーリーは掴めたけどなんか終始キャラクターの行動が不可解でハマらなかった。
イシ

イシの感想・評価

4.8
メルヴィルん中だとやっぱいっちゃん好きなんだけど、彼じゃなくてコクトーの演出だったら、もっと緊張感があったのかな。

でも今みても結構心が揺れる映画やな。

「死にてえー」って、大多数の人間は思ってるだろ、と思ってる派なんですけど、それでも、生きるほうに向かうタイプと、死にロマンを感じてそっちに向かってくタイプとおおまかにはあると思う。どっちであっても必死で生きるし死ぬときゃ死ぬんだけど。

この映画の姉弟の物語は、後者の物語で、運命も運も悪すぎて悲劇的で、二人とも、落ちるほうにしか目がいかなくなってて。
死に向かってしまうときには、二人の物語と、あのラストに浄化があるような気がするんだと私は思ったかな。
ジャン・コクトーの原作をメルヴィルが映画化した作品。閉鎖的な環境で生きてきた愛憎渦巻く姉弟関係は理解に苦しむ。影の使い方が独特。
h

hの感想・評価

4.0
衝撃的で凄まじいラストシーン。
バッハ(ヴィヴァルディ)の音楽はとても心をざわつかせるし、コクトーのコトバは詩的過ぎて難しい。クロースアップやカメラ目線の多様、逆再生なども違和感を感じる。卑劣な会話が飛び交い、愛と死を近くに感じ、同性や親族を愛する。グザヴィエドランのたかが世界の終わりを観た時の感覚に似ていた。
クリスチャン・べラールに代わってディオールが衣装を担当した点は非常に興味深く、エレガンスな女性らしさ、短いネクタイ、肩パットなど役者のファッションは大いに楽しめた。

また、原作も漫画も読んでみたい。
Tyga

Tygaの感想・評価

2.9
「愛」を殺し、「愛」に死ぬを地でいくお話。

音楽とナレーションが過剰。
結果として折角のドラマが盛り上がっていかない。

後半のポールの部屋の声の響き方の企みは素晴らしい。
kotoe

kotoeの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます


小さな世界の女王様
感情の裏表
飴と鞭
優しさと残酷さ
自分の世界
悪いことする自分を美化
ダルジュロスのガキ大将が可愛いものだと思わされる。口の悪さとかコショウかけるとか。
対象的に
最悪なガキ大将の姉ということなのか。
大人のガキ大将か。狭い世界しか知らないけど、それが世界の中心で自分が中心な強気な2人。なんか嫌な大人ってこんな感じだ。
子供には見えない役者たち。コクトーが見た正夢という感想も読んだ。
ラスト美しかった。久しぶりに意味のある自殺見た。変な愛という感情を貫いてくれたかんじ。
衣装はクリスチャンディオール?
音楽はバッハ?
監督メルヴィスが女優の目線をカメラに向けさせた始めての作品。
とても中学生には見えない見た目だけども
主役を決めたのがコクトーで、これは中年コクトーが見た正夢なのだっていう感想を見てなんか納得した。恐怖だ、、
姉の結婚相手が事故死するところ、唐突すぎてびっくりしたし、印象深い死のシーンだった。回り続けてる車輪を映すとことかが
>|