基本的には西村喜廣の特殊造形が繰り広げられるスプラッター映画。 血飛沫とパンチラを見せるような映画なのに、「生きることはシュールだ」というセリフを筆頭に「自分の運命は決められている。それを狂わせるには、非日常な行為をすれば良い。」など哲学的なメッセージも混在していてなんともアンバランス。映画のテーマをストレートにセリフにしてしまう辺りも園映画っぽいといえばその通りだが。 三池崇史や井口昇のようなコミカルさを求めていたのだが、そこら辺の要素は薄くて残念だった。ラスト付近で唐突に現れてパンツ姿まで披露した斎藤工には笑ってしまったけど。 主人公の3人よりも『極道大戦争』にも出てた桜井ユキという女優が気になる。
