いやんばかんあはん

リアル鬼ごっこのいやんばかんあはんのレビュー・感想・評価

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)
3.5
「リアル鬼ごっこ」鑑賞


●園子温が原作未読で映画化
タイトル変えた方がいいレベルです(笑)完全に園子温のやりたい放題映画ですねー(笑)いやぁ最高(笑)


●予告編は観ない方がいい
「ぴんぽんぱんぽーん!全国のJKのみなさん、あなた達は少々ふてぶてしいので数を減らす事にします」という放送が入る予告編ですが…。本編にこのような放送は入ってないんですよね…。この予告編を先に観てしまうと「リアル鬼ごっこ」のJK版というイメージを持ちがちですが、全くの別ものなのでね…。


●リレー方式で変わる主人公
トリンドル玲奈→篠田麻里子→真野恵里菜の順番で変わっていきます。その発想や展開の仕方などが園子温ワールド全開なのでファンには堪らないです!


●園子温久しぶりのスプラッター
「地獄でなぜ悪い」以来、実に2年ぶりだろうか?冒頭から血しぶきぶしゃーっとやってくれます。特殊造形はご存知、西村喜廣。女子高生が真っ二つになる描写がメインではありますが、残酷描写のバリエーションの数々には笑いと恐怖が混同する事でしょうw


●風が吹くたびにパンチラ
女子高生達の安っぽいパンチラが堪能できます。かなり雑に見せまくってる為、エロさは皆無です。無地の白パンで統一されている点が園流です(笑)


●シュール
この物語には“シュール”というあだ名のキャラクターが登場します。何とも言えないネーミングには戸惑いしかありませんでした…(笑)このキャラクターが個人的にはかなりツボでした。


●終盤に登場する斎藤工
この俳優は今回も強烈なインパクトを与えてくれました。パンツ1丁で登場するシーンがあるのですが、キモさ満点です(笑)


●意味不明と評価する人が目立つが…。
王道娯楽映画ばかりを観ているミーハー民には理解し難いのかもしれない。しかし、決して意味不明などではない。何よりも普通を嫌うのが園子温という監督なんですけど、近年カルト映画的な脚本の造りをしている風に見受けられます。玄人にはウケるが、素人にはウケない。そんな感じなのだろうか…。