ケロケロみん

追憶の森のケロケロみんのレビュー・感想・評価

追憶の森(2015年製作の映画)
3.5
マシューマコノヒーがはるばる日本の青木が原でやってはいけないことを次々としでかす。そこに行き着くまでのマコノヒーとナオミの夫婦の関係が中々見ごたえあり。奥さんが寝ている時はそっと優しくいたわってるのに目覚めた途端文句を言い始めるマコノヒーのもどかしさ。ナオミはアメリカ映画だと女が稼げて尊敬されない職業ナンバーワンの不動産屋で、ワープアの夫にチクチク嫌味を言ったり、上の空で探し物して見つからないというマコノヒーにイライラしたり些細な不満を積み重ね、いつも機嫌が悪い。そうした甘えといたわりのすれ違いを丁寧に描いている。夫婦でも何でもそうだけど、お互い感謝は口に出して「ありがとう」って言おうね!「ありがとう」「今日も綺麗だね」っていくら言っても減るもんじゃないし!
この映画を見て真似しようとする人はいないと思うけど外人さんが大挙して自殺しに来て、森にゴミをまいたり、焚き火をしたりしないことを祈ります。
フライトの場面で機内食要らないというマコノヒーに「お召し上がりになりませんか?気が変わったらいつでもお申し付けください」などと日本のエアのきめ細かなサービスをアピールしてこれはあからさまに日本へ来てね!なアピール入っててちょっとほっこりする。
やかんは丸くてスタイリッシュ。メーカー知りたいけど読めませんでした。高そう。