「チェック メイト」
ホラーに負けない会、4回目の参加…でしたが、レビューかきながら寝落ち😊
ホラーというよりは、ミステリー。
ポーの独特な気味悪さ。
19世紀の精神病棟が舞台という設定だけで、きっとまぁまぁやばい映画なのだろうなという予感がする。
治療という名目で頭蓋骨に穴を開けられたり、電気ショックを与えられたり。副作用が凄まじい薬を飲ませたり。
ソルトが病んでしまった理由が、誰かをどうにかして救いたいという行動からだったことが悲しかった。
良家の人間でもこの扱いであれば、一般人はどうだったのか。そして、現代も。
障害者施設とは違い、精神病棟に入ることは隠されがちだし、身内の恥とされる傾向はやはり変わっていないのでは。生まれつきでなく、常人だったのに何かのきっかけで壊れてしまう人も多いだろうから、そうさせてしまったという後ろめたさが家族・知人にはあるのかもしれない。そして、面倒が見切れず入院させることも。介護・治療されている方の話がメディアなどで公になることも殆どないから、内部はどうなっているのか知る機会もない。
現代では人道的な扱いを受けていると思うが、何だか映画の内容よりそういうことを結構考えてしまいました。
2022-171