おとうちゃん

太陽のおとうちゃんのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
2.5
この映画は深い...そして不快!

自由はあるが無秩序な貧困と、秩序はあるが無機質な裕福な暮らし...あなたはどっちを選びますか?

早い話が「神様かピッコロかどっち?」ってこと。
ノクスの血もピッコロの血の色だし...

世界はバイオテロによってウイルスが蔓延。太陽の下では生きられないが若く健康な肉体と高い知能を有し、裕福な暮らしをしている新人類ノクス。太陽の下で自由を謳歌ししつつも無秩序で暴力的、貧困暮らしのキュリオ...ウイルスによって分裂した2つの世界の物語。

「もっと良い暮らしがしたい」と娘 結(門脇麦)と夫を捨ててノクスになった玲子(森口遥子)...今さら偉そうに母親づらかよ(-_-メ)
…なんかこの怒りデジャブだから、今回は置いといて…

劇団イキウメによって上演された同名舞台の映画化。
舞台を意識しすぎると、こういう映画が出来上がる。
舞台慣れしていない私め、映画の中で舞台口調をされると、その瞬間 引いてしまう新たな自分を発見!

 人間とは何か?
 秩序とは何か?
 自由とは何か?
 幸せとは何か?
 豊かさとは何か?

テーマが盛りだくさん...まるでテーマパーク!
結局、何に絞って観たら良いのか分からないままラストに突入。

娘の巣立ちを間近に控えた私めには、この父親の気持ちが良く分かる。
→ネタバレになるのでコメント欄に記載します。