ラストだけTVで観て変わったテレビドラマだなと思いました。しかも下ネタ主流。演劇好きな方から意外に面白いとの声。全部観て見ました。監督が園子温なんで納得。地上波のテレビドラマを監督できるような人物ではない。原作はあるが見事に園子温ワールドにすりかえている。自主映画時代の手法が唐突に出てきて物語を破綻させる。あさみに「私」という旗を持たせて走るのは、監督本人が映画でやっていることだ。よしおが意味無く叫びながら走るも同様で園子温の心の叫びだ。下ネタとエスパーそして世界平和は、正しい高校生の妄想かもしれない。そして全編に流れるアコースティックなほろ苦い音楽。オープニングとエンディングの曲がなかなかいい。テーマに合っている。そして三河弁が不思議な世界に引き込む。マキタスポーツが活躍しており下積みが長く才能が渋滞しているといわれ続けたのが嘘のようだ。そして、映画を見にいく。ＴＶで放送コードギリギリで放送したので、モヤモヤがたまっていた園子温。映画でやりたい放題だということで観に行く。日曜日の昼で7名大丈夫か？？？確かにパンチラと水着のオンパレードで目に焼きつくが2時間もこの調子でやられると全く面白くない。ＴＶ版は、園子温の心情がでて面白かったが、今回は高校生の妄想に終始しすぎてカタルシスも何もない。映画なんだから少しはアクションがないと観てられない。
