クリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」
この絵の返還要求のお話。
ナチスによる美術品の強奪の話は聞いたことあったけど細かくは知らなかった。
マリアの人生、きっとずっとずっと第二次世界大戦の時の出来事が心の傷になり、両親を思い生きてきたんだろうな。
最後は涙涙涙だった。
結末についてはいろいろ思うところがありますが、それは史実なので。
でも、史実読むと少し違うのね。
ナチスもの見ることがあまりに多いんだけど(笑)
ナチスものが描かれてることが多いのか、自分で選んでるのか(笑)
以下ネタバレ含みます。
史実を読むと1945年にアデーレの夫に返還されてる。
夫の死後に、遺産を甥や姪にとなっていたが、クリムトの絵はオーストリアに残ったまま。アデーレの遺言書の扱いを巡ってオーストリアとアメリカが揉めてたのね。
なんかこれを読むと映画とはちょっと印象違うなって感じるかも。
映画の内容だと、オーストリアはどうして絵を残す選択肢を与えようとしたマリアに噛み付いたんかなって思った。
きちんと非を認めて、マリアから買い取る方法もあったろうにと。
どうせ、個人宅で保存できるようなものではないのに。
ただ、長年ナチス美術品強奪の返還に尽力した方のところに渡ったそうなので、それはそれできちんとしたところに渡ったのかな。