すごい。これが実話っていうのが。
有名な絵画の背景や歴史って、調べると結構面白かったりするけど、これもなかなか興味深かった。悲劇を背負った名画の数奇な運命。固唾を飲んで見守ってしまいました。
名画の返還が、どのような意味を持つのか。それはマリアにとって、ナチスによって奪われた“家族との幸せ”に他ならなくて、それ自体は決して戻ってくるものではないんだよね…。
美術映画であり、法廷映画であり、反戦映画だ思う。最後にサラッと流れた「ナチスがユダヤ人から奪った美術品10万点は未だ持ち主に返還されていない」の一言が重かった。
