"皆さんにとってはクリムトの名画でも、私にとっては家族の唯一の形見です。"
82歳の女性が政府を相手に起こす、9年にも及ぶ裁判の闘いの実話の物語。
ナチス軍により略奪されたクリムトの名画を取り戻そうと、新米弁護士とともに共闘する1枚の絵を巡る深い感動の物語であり、1人の女性の家族への想いを20世紀と21世紀を行き来する描写で描く映画!
オスカー女優のヘレン・ミレンと、新米弁護士役のライアンレイノルズがいいコンビでした。
仕事を投げ捨ててでも、家族に苦労をかけてでもたった1枚の絵のために動ける強さと優しさと、献身的に支えるランディの家族が素敵すぎる。
オーストリアの建物の魅せ方や、20世紀の味のある描写だけでも楽しめる物語。