えりみ

完全なるチェックメイトのえりみのレビュー・感想・評価

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)
3.6
WOWOWで。
チェスはもちろん将棋の駒の動かし方さえおぼつかないし、ボビー・フィッシャーなる人も存じ上げないので公開当時、映画に誘われた時も完全なるスルー(^^;) なかなか面白かったといってたので録画してみてみたものの・・・う~む。
画像ググってみたらライバルのスパスキーの再現度の方が高かった、やるなリーヴ・シュライバー。
ボビー・フィッシャーはトビー・マグワイアよりアダム・ドライバーにやらせた方が似てたかも。
でも偏執病っぽいのはトビー・マグワイアか。ちょっとネジ飛んでる役ハマるね、あの冷たい目。
マグニフィセント・セブンの略奪男爵が今作では元チェス選手の神父さん。こっちのほうがイイネ。

5戦目の前と後でボビーの様子がガラっと変わる。6戦目にはあんなに冷静だったスパスキーが壊れていく感じ、1戦目であっさり負けたのも含め全てはボビー・フィッシャーの頭の中で組まれた大いなる作戦だった、というのが邦題の意味するところなの?
原題からすると、稀代のチェスプレイヤーも東西冷戦時代においてはただの駒に過ぎないってことが主題なのかもしれんけど、映画の作りはフツーにボビー・フィッシャーの半生記。
WOWOWで小山薫堂もいうてたけど世界王者になった後の人生の方が気になる(映画では触れられなかったけど日本におったらしいやん)。このへんは「ブラック・スキャンダル」と同じ感想。
天才は天才の悩みがあり凡人に理解されない苦しみがあって生きにくいんやろうなぁ、と漠然と理解はするけどそんな飛び抜けて凄い人身近におれへんしおったとしてもその才に惚れ込んでサポートしてあげようとは思えへん、いやわがままきいてあげるフリしてがっつりギャラ横領するか。スターが取り巻きに喰いモンにされて一文無しになるってこういうパターンなのね~-y( ̄▽ ̄*)
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