素晴らしい。絶品◎
南スーダンという修羅の地で奔走するUNHCRの職員の話。とことん現場志向で現実主義のミゲル(バビエル・バルデム)と、エリート上がりで理想主義のレン(シャリーズ・セロン)。二人の10年越しの切ない恋物語。
なにより見所は、アフリカの惨状を遠慮なく描いた点。本当に目を覆いたくなるリアルな描写でドキュメンタリーの趣。
加えて、愛し合っていても一緒には居られない男女の悲哀を彼らのバックグラウンドと絡ませて描いた脚本。
ストーリーの構成も時間軸の使い方も文句ない。5/5としたいのが本音。
蛇足だが、シャリーズ・セロンのここまで鬼気迫る演技は歴代でも最高水準。彼女が南ア出身ということもあったのだろうか。。