ラスト・フェイスの作品情報・感想・評価

「ラスト・フェイス」に投稿された感想・評価

emi

emiの感想・評価

3.0
紛争地帯で医療活動をする医師二人の出会いから別れを、凄惨な現場での活動を背景に描くラブ・ストーリー。二人のラブシーンが無駄に長すぎて視点が感傷的に偏っている気がした。彼女が最終的にどう行動するかの決断にもっと光を当てて欲しかった。
Ryuta

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4.6
この映画がどれぐらいの話題を呼んだかは定かではないが、ショーン・ペンが監督したと知って、速攻でDVDを借りた。ショーン・ペンがハイチ地震の際に自ら救援活動の先頭をきっていたことは以前に読んだ記事でしっていたので、今回の映画製作についてはきっと並々ならぬ力と思入れを入れていたと、観る前から一種の覚悟をしていた。大好きなハビエル・バルデムとチャーリズ・セロンの共演ということで、彼らもきっとショーン・ペンの情熱に惚れた部分はあったのだと思う。演技を通して、彼らの思入れもかなりのものだったと感じた。映画の途中、内戦を舞台にした単なる恋愛物語かと一瞬思ったが、ストーリーが進むにつれて、息が止まりそうになるほど見入って映画の中に入ってしまった。非常に残虐的なシーンもあり、その現実から目を背けない決意を感じたし、難民救助の大変さと葛藤、様々な現実がしっかりと描かれており、ショーンの魂を久々に感じる個人的にはズドーンときた映画だった。
もう食べられないよーって言ってる人の口を無理くりこじ開けて「ほりゃもっと食え」ってやってる感じでアフリカの悲惨な状況が流れ込んでくる.これは大変素晴らしい.AC JapanのCMよか相当に説得力ある.ジョニー・マッド・ドッグと合わせて高校の必須視聴覚教材にしてもいいくらいだ.特に人間の盾にされた少年達の遺体は心えぐられそうだった.同様にラストのレンの演説にも心抉られた.あんな演説生で聴いたらタブン泣いてる.
本作のもう一本の芯棒であるミゲルとレンの愛情物語も同じように心えぐられるものだったら良かったのに・・・二人の会話の意味が全くわからない.何言ってんだオマイラ.欧米人なら欧米人らしく惹かれ合ったら所構わずおセックスすりゃいいじゃん.君らは「えっそんな所で?」って思うような場所でもまぐわうんでしょ.オヂさん映画で沢山そーゆーの観たよ.
ショーン・ペンが監督って事でそれほど期待していなかったけど,とにかくアフリカの惨状を拡散させるという最低限の仕事はしたからそれでいいんだろう,きっと.
桃龍

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1.0
アフリカの内戦を世間に知って貰いたいとの思いは分かるが、映画としての出来は最悪だ‼️
sato

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3.8
本当はラブストーリー。
でもでも、残忍なシーンしか残らない。
神さまはこの世にいるのか?
私の知らない所で日常こんな事が起こっているのか。
自分の無知さと無力さ。
犬

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3.2
天災

貧困国に医療資金を援助する組織に所属するレンは、西アフリカの内戦地帯で救援医師のミゲルと出会う
彼に惹かれ、過酷な状況下で互いに支え合うようになるが、ミゲルのある裏切りによって2人の関係は切り裂かれてしまう

オスカー俳優ショーン・ペン監督作品
シャーリーズ・セロン&ハビエル・バルデム共演でアフリカ内戦の過酷な現実を描いた社会派ドラマ

何とも

雰囲気は良かった
いろんな要素がある

時代が前後
ただ、見応えはいまひとつかな

俳優陣が好き
シャーリーズ・セロンはキレイで演技良いです
show

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3.0
【そのイチャコラにも意味がある…たぶん】

難民問題に力を入れるショーン・ペンの作品ということで、アフリカにおける難民の壮絶な状況の描写は、直接的で残酷で、目をそむけたくなる。たぶん、彼の経験が生きているのだろう。でも、一方で「国境なき医師団」に参加する2人の男女の恋愛模様も描かれる。

この恋愛模様が、ぱっと見どうもしっくりこない。難民問題と恋愛。どうしたって「相容れないもの」である。難民の壮絶さと、恋愛のロマンティックさの落差に、どうも困惑してしまう。

ただ、ちょっと落ち着いて考えてみる。恋愛する男性(ミゲル)がスペイン人、女性(レン)がアメリカ人という設定は、実はけっこう周到だ。つまり、主要な登場人物が、アメリカ白人・スペイン人・難民という三層構造になっていて、そのまま世界の人種問題の縮図になっているんじゃないか

で、最も恵まれた人種であるアメリカ人がいくら難民を救済しようとしても、そこにはどうしても「よそ物」感が出てしまう。アメリカ人はいくら頑張っても難民にはなれない。実際、レンは辛くて帰りたくなってしまう。で、帰ったあと国連やらチャリティのコンサートでレンは支援を訴える。けれどその場は難民の世界とは隔絶した、きらびやかな平和でお金のある世界である。格差の残酷さをつきつけてくれる。

スペイン人のミゲルは、苦労して医師になった。現場を大事にする医師だ。つまりアメリカ人のレンよりは難民には近い存在である。実際、アフリカでの厳しい状況にも耐えようとするのは、アメリカ人であるレンではなく、彼のほうである。

ただ、ミゲルにしてもやっぱり難民にとっては「よそ物」である。その「よそ物」感を克服すべく現場にこだわった結果、悲劇的な最期を迎えてしまう。

ミゲルはアメリカ人のレンに比べれば難民に近いんだけど、でもやっぱりそこにはとてつもない「壁」がある。その「壁」を印象づけるのが、アメリカ人のレンとスペイン人のミゲルの「恋愛」である。「こんなところでイチャイチャしやがって」という観客の思いは、アメリカ人もスペイン人も難民から隔絶した「白人」という立場に位置づけるという目論見からすれば、大成功なんじゃないかと思う。

ただ、この難民を超えがたい「壁」のむこうに追いやってしまうかのようなやり方は、白人を安全地帯に囲い込んで、難民を食い物にしているようにも見えるだろう。ショーン・ペンがそのような安全地帯にいるとみなすか、そういう構造そのものを告発しているとみるか。カンヌでの酷評は前者の立場からのものだが、後者の見方を僕はとりたいな、と思う。
ザン

ザンの感想・評価

3.5
残酷な実情。ハビエル・バルデムの眉間のしわが深刻さを物語る。目の前にある諸問題を一つでも解決していこうとする姿勢が貴重。しかし残虐行為を楽しんでいるかのような地元民には腹が立つ。
Komi

Komiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます


サッカーボールのように道に転がる頭蓋骨。
腹から引き出され、ゴールテープのように木にくくりつけられた腸。
四肢を切られた母親が、我が子の無事を問いながら、息も絶え絶えに横たわる部屋の隣には、既に手遅れで、虫の餌場になった死体の山。
そんな光景を日常的に見なければならない国が、現実にある。

父を殺せといわれ、できなくて自分の頭を撃つ幼い少年。あんな小さい子供に、そんな選択をさせる世界が、この地球上に、確実に存在する。

それらの事実を知らせるように、この映画は撮られている。

先進国では、患者の生きる意志が尊重されるが、この国では、神の采配と、運しかない。そんなシーンを続けざまに観ていると、細かい事をくよくよ考えて動けなくなる自分が情けなくなってくる。

ちっちゃい事にいつまでもこだわるなよ!
いいじゃんか、
とにかく生きてるんだから!

みたいな。

NGOの活動の何たるかも知らず、何故そんな危険な地域にあえて行くんだと想う人には、尽きない地獄に絶望して帰国する人の気持ちはもっとわからないだろうな。
ほんのちょっとの自負心のためにしてる、
ユニセフマンスリープログラムなんかじゃ、この問題は絶対解決しないよな。

以上は私自身への批判。
最初の方、ながら見しちゃってごめんなさい。
辛いけど、きっともう一度、ちゃんと観るよ。
Shuu

Shuuの感想・評価

3.5
『イントゥ・ザ・ワイルド』などで監督としてもオスカー俳優ショーン・ペンがメガホンを取り、『ミニミニ大作戦』のシャーリーズ・セロンと『ノーカントリー』のハビエル・バルデム共演でアフリカ内戦の過酷な現実を描いた社会派ドラマ。共演にも『レオン』のジャン・レノ、『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』のジャレッド・ハリス、『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスら実力派俳優が揃う。

貧困国に医療援助資金を提供する組織に所属するレンは、西アフリカの内戦地帯で救援医師のミゲルと出会う。自らの危険を顧みず患者たちを救おうとするミゲルに心を動かされたレンは、彼に惹かれ、過酷な状況下で互いに支え合うようになる。しかし、ミゲルのある裏切りによって2人の関係は切り裂かれてしまう。

過酷な状況下でこんなにも報われないことがあるのかと思うほど悲しくて儚かったですね。国境なき医師団の彼らのストーリーより圧倒的に少年兵の凄惨な死体や人体損壊シーンなどのグロい描写が多いです。特に、「イエスの名のもとに。」を「あなたと私の名のもとに。」と言い換えるシーンは、心にグサッときました。救っても救っても何一つ改善されない絶望感と神の存在を感じられない職場だからこその重みがこの言葉に表れていましたね。

冒頭のテロップが全てを物語っています。レイとミゲルの叶わぬ愛が消えていく、10年愛。
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