福田雄一感が全開のシチュエーションコメディーでゆる〜く楽しめる映画です。
古典落語を知っている方なら「明烏」というタイトルで落語をモチーフにした映画だというこにピンとくるかと思います。
タイトルこそ「明烏」ですがストーリーのベースは芝浜でありそこに出来心や品川心中などの要素を入れ込んでいるように見えました。
元ネタを知っていればオチは安易に想像がつきますが、そもそも古典落語自体がそういうものなので、そこに行く着く過程を「そう持っていくかぁ！」みたいな感じで楽しめます。
本来別々の落語のあらすじを抽出してさらに現代風にアレンジしながら１つのストーリーとしてよくもまぁここまで成立させたなという感じです。
オチの一言でもしっかり着地してくれたので満足です。
