このレビューはネタバレを含みます
これは、ちょっとすごいなー…。
原作がどうなってるか知らないけど、こんなにロクヨンの話が進まないとは…。ほとんど何もわかってないぞ…。でもそれで2時間見せてるのが立派。特に捜査が進まないことにイライラすることもなく面白く観れましたよ。まぁ、原作が絶対よくできてるんだろうしなって安心感もあるんですけどね。
面白かった要因としてはやはりキャストから絶対犯人当てができない豪華さにも関わらず常に話の中心に佐藤浩市がいたことですかね。この映画をここまでどーんと主人公!でやったのは偉い!
あとはエモーショナルに見えてかなり冷静なつくりなのがよかったですね。警察の組織体質を扱う映画って山ほどあるけど、登場人物全員がその辺は「前提としてわかってる」感じの描き方が鑑賞ストレスの少なさに繋がったのではないでしょうか。
後半は描き方を変えてくるらしいですけど、まったくどうなるかわからないので純粋に真相も含めて楽しみ。パンフも出来が良かったです。
前後編という長尺は、まぁ瀬々監督の「ヘブンズストーリー」も4時間あるしいいんじゃないですかね、観てないけど。
これで主題歌が小田和正でなければ最高なんですが…