はま

64 ロクヨン 前編のはまのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
4.0

一貫して重厚な雰囲気が漂う作品なのですが、テンポ良く次から次へと問題が発生して終始ハラハラドキドキできます。笑

それにしても原作未読の私としては、「さぞ佐藤浩市が活躍するんでしょうねえ?!」という感じで挑んだのですが、目も当てられない程の踏んだり蹴ったりな役どころ。笑

組織って面倒くさいなあ〜。というか、警察と学校というのには日本のジメジメした悪しき人間関係が顕著に出てしまうのかもしれませんね。

ということでストーリーは純粋に後編が楽しみ!って感じなのですが、この作品なんといっても豪華俳優陣の演技が見どころであって、とりあえず佐藤浩市が男泣きする場面はトリハダもの。人間国宝に指定しましょう!

その他でも殺害された少女の父親役の永瀬さんの悲壮感も鬼気迫るものがありますし、綾野剛もなんだかいい噂はあまり聞きませんが、それでも引っ張りだこになるのも納得の演技。今回はめっちゃくっちゃ好青年です。惚れ直しちゃう……(笑)

そして組織の紅一点、榮倉奈々ちゃん。そこまで整った顔ってわけではないのに彼女もお仕事途切れないなあという印象を受けていたのですが、今作で彼女が重宝される理由がようやく分かったような気がします。やはりあの佇まいというか、警官服似合いすぎですし、あのスタイルだと立っているだけで絵になりますね。男だらけの画面の中で嫌味がない程度の良い目の保養でした。

観たのちょっと前なんですけど結構長くなってしまった!早く後編観たい!来週か!
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