やきうどん

ヴィクトリアのやきうどんのレビュー・感想・評価

ヴィクトリア(2015年製作の映画)
3.0
いつまで経ってもどのサイトも配信しないし、郊外のTSUTAYAにしかレンタル在庫なかったから仕方なくDVD買った。4、5年待ちわびた意味がなかった。こんな事ならもっと早く買えば良かった。

冒頭のクラブ内の照明のフラッシュで光てんかんで死ぬかと思った。やばいと思って半目で見たけど長時間フラッシュ攻撃してくるし、明るくして見てねとか離れて見てねとかテロップ入れろや。
何故か勝手にラン・ローラ・ランとか走れメロスみたいな映画だと思い込んでたけど全然違った。そこそこ予想外というか意表を突いた展開もありながらベタな部分もあってシナリオは悪くはなかった。
けど、それはあくまで長回しという前提があるからであって、長回しじゃなければ感じたほどは面白くないと思う。

登場人物が全員アホで調子乗りだから少しイラっとするけど、アホで調子乗りじゃなければ波風の立たない日常しか起きないから仕方ない。クラブに戻ったあたりからはどいつもこいつも調子乗り過ぎで殴りたくなるけど、やっぱ一番殴りたいのは誕生日で酔い潰れたあいつ。タバコかジョイントの吸い方と表情も腹立った。

長回し映画の存在意義を考えた。長回しにしては面白い事はあるけど、長回しだから面白い事は絶対に無い。て事は、長回しで撮る意味無いだろと思いながらもサッカーやラグビーやボクシングなど制約があるからこそ面白いスポーツも多く存在する訳で、じゃあやっぱり長回しという制約があるからこそ面白い作品もあるのかなと考えたけど、やっぱり長回しだからこそ面白いというのはすっぴんにしては綺麗程度の事で、ちゃんとお化粧した方がより美しくなるに決まってるし、じゃあわざわざ長回しで映画を撮る意味は無いという結論に到った。
やきうどん

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