ケーキ大好きな人がケーキ食べ放題フェスを開催。バクバク食べて14皿くらい平らげて「うっぷ…もう食えねえ…」となる、だいたいそんな感じの映画。
2時間ちょいの展開が全部ワンカットだから、面倒臭い説明シーンもないし、情緒的な後日談シーンなんかもなくてバシッと決まってる。よく頑張りましたよ、こんな手間のかかる撮影を。
延々とカメラを振り回しているように見えて、ちゃんとキャラクターに感情移入できる構成になっているのも良い。冒頭のヴィクトリアとゾンネの会話は見ていてずっとニヤニヤしてしまった。あの部分にはベスト脚本賞あげたい。
しかし、ここまで徹底した長回しだと、もはやモキュメンタリーと区別がつかなくなってくるなぁ。