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怪物はささやくのののネタバレレビュー・内容・結末

怪物はささやく(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

難病に苦しむ母を持つ少年の元へ、裏窓から見える木が怪物となって姿を現現す。空想なのか現実なのか曖昧のまま怪物から3つの物語を語られ、最後には少年の口からとある真実を語らせることを迫るファンタジー系のドラマ作品。

「愛する人の苦しむ姿をみていられず、引導を渡してしまったという夢」への罪悪感に少年を向かい合わせるという内容で、明け透けに言うと残酷な映画だった。
そんな心の内で起こった罪に一喜一憂して苦しむのも幼い頃にしか抱えられない問題であり、大人になってから見ると「若い」と一蹴してしまいそうな機微を作品に昇華してしまうのが凄まじいと感じた。
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