「パンズ·ラビリンス」の制作スタッフとのことで公開前からとても楽しみにしていました。
イチイの木の怪物。初めて登場するシーンはややホラーちっくというか、大音量と共におどろおどろしく現れるので怖ー!!と思ったのですが、実は意外と優しいやつで、少年を見守るたたずまいは後半に向かうほど完全にグルート(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに出てくる樹木型のキャラクター)と重なってしまい別の興奮が…笑
怪物が話す物語が、なかなか人間の真髄をついていて好きでした。3つ目の物語をもっと長く聞きたかったなぁ。
正直、驚くような結末とか、衝撃の展開があるわけではないのですが、ゆっくり染みてくる素敵なファンタジー。
染谷将太くん似の少年の表情の変化がたまらなくて、彼の顔を見ているだけで泣けました。
個人的にはもっとダークな要素を期待していたので、その部分で少し肩透かし感はありましたが良い作品でした。
設定·主題★★★★
物語·脚本★★★
映像·演出★★★★
配役·演技★★★★
音楽 ★★★