怪物が、現れて、話す3つのストーリー、そのどれもが矛盾を抱えていて、人間が複雑な生き物だということを教えてくれる。
すっぱり分けれるものなんて何もない。大人になっても考えさせられる事ばかりだし、だいたいは悪も善も抱えている事ばかり。でもそれが人間だし、人生なんだと思います。常々、自分が感じることが、寓話的に表現されていて、心打たれました。
コナーが隠している真実についても、怪物の現れた意味にすごく通じているし、罰が与えられないことに強くこだわっている意味も明らかになって、よくできてるなぁと感心しました。
コナーとリジーの親子の絆にも、感動。怪物はコナーが呼んだものでもあり、リジーが呼んだものでもあるのですね〜。