カント

怪物はささやくのカントのレビュー・感想・評価

怪物はささやく(2016年製作の映画)
3.4
ダーク・ファンタジー。オープニングの水彩を使ったドリッピングの映像が美しい。

イチイの木の怪物。
コナー・オマリー君の空想の産物。
癌で余命わずかな母。
反りの合わない祖母。
後ろを振り向くイジメっ子。

怪物の話す3つの物語。
王子と魔女。調合師。透明人間。
寓話的なのに人間の汚れた真実を孕む物語。

怪物はコナー・オマリーを毎度フルネームで呼びかけて、真実を話せ、と迫る。怪物の正体とは?コナー・オマリーの空想なのか?

リジー・クレイレンのスケッチブック。美術スタッフ優秀。脚本今一つ。
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