目の前の大切な人が病にかかっている。長く長く辛い毎日、治る希望を持ち続けるのに疲れてしまい…つい現実から目を背けてしまう気持ちが、よく分かります。
向き合う事を諦めて逃げ出してしまうのも悪いことではない。ただ一つ思い残すことのないように、辛いけど向き合えばきっと亡くなってからは、少しは楽な気持ちになれると思います。
少年の思い悩む世界を母の絵本からの怪物によりおとぎの国ファンタジー的に表現することで、重々しくならない仕上がりになっていました。
家族や大切な人との別れは、嫌だね…なくならないかなと思うけど、これが生きてゆくということの責任と思うようにします。