このレビューはネタバレを含みます
アマゾンプライムにあったのを見つけたので鑑賞。
ジョニー・サンダース。何より印象的なのはその顏、
ロッカーとして完璧な美しさ。そしてどこか寂しげ。
永遠のパンク・アイコン。
けど、よくは知らない。
パンクの祖として知っておかなきゃいけない存在だと思ったので、昔ちょっとだけ聴いた。ボーン・トゥ・ルーズとチャイニーズ・ロックスぐらいしか覚えてないけど。薄い薄いリスナーでごめんなさい....
内容は関係者数十人に及ぶインタビュー。そしてジョニーの写真と映像のつぎはぎ。一曲まるまる聴けるような部分はなし。その点では大いに不満。
けど、印象に残る言葉は何個かあった。
「俺はジョニーのことを逆キース・リチャーズって呼んでたのさ。成功しないキースって...」
確かにキースは70歳過ぎても未だ現役、大ストーンズのスター。
一方ジョニーは38歳でドラッグ死....
昔、キースがインタビューで「俺が生き延びたのは混ざりもの無しの純度100パーセントの最高級のコカインしかやらなかったからさ」って自慢?してたっけ....
「ジョニーは本当に子供が欲しかったのよ。だって子供は親を無条件に愛してくれるから.... 娘が生まれた時、彼はこう言ったの。これで一生俺のことを捨てない女ができた!って...」
いやジョニー、娘がパパをずっと好きでいってくれるとは限らな....やめとこ(ToT))
「シド・ヴィシャスにとってジョニーはヒーローだったから、同じステージに立ちたがったんだ。3曲ぐらい同じステージにいたよ。けど、ジョニーは一曲目でシドのアンプを切って音が出ないようにした。耐えられなかったんだね」
やっぱりシドってど下手だったんだなぁ....
「客はステージで死ぬジャンキーのロックンローラーを観にきてたのさ」
ジョニーの最後のステージが日本でのものだったことを、この映画で知った。
「彼は素晴らしいソングライターだった。あのボブ・ディランが、You Can't Put Your Arms Around A Memory(ジョニーの曲)を書いた男になりたかったって、そう言ったんだぜ!」
映画としての出来はともかく、
ジョニーの曲、もう一度じっくり聴いてみよう!
ていう気持ちにはなりました。