菜緒都

ワンダーウーマンの菜緒都のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
2.2
戦闘能力がある程度リアリティがあるのか、ドラゴンボール並みなのか、だんだん覚醒して行くのか、イメージできないまま見続けた。
序盤の島のシークエンスは色合いがチープに感じた。草木の緑が強すぎるというか。
最初の海岸の戦闘のお互いの戦闘動機がよくわからなかった。
し、そんな女性たち強くないんじゃんって思った。
ここで戦闘能力が人間レベルなんだって思ってしまったから、中盤「えー!」ってなった。悪い意味で。
見せたいキメのショットがたくさんあるのはいいが、スローモーションにしすぎな気もした。
2倍とか7倍とか、スローモーション飽きさせないようにわかりやすく倍速の遅さをもっと変えてもよかったのでは。

前線に行ってから1人だけコスプレ感がすごかった。滑稽にすら見えた。今マーベル見直すと同じこと思うのだろうか。

いろんなジャンルが混ざっているというか、悪く言えばごちゃ混ぜ感を感じた。急に仲間を集めるくだりとか。

しょぼいスナイパーが本当にスナイパーとして覚醒しなかったのは衝撃的。セオリー無視か!と思った。

ラスボスとのバトルは論理のぶつけ合いがそのままパワーに直結していて精神的な空間を見ているような感覚だった。
愛や希望があるからこそ生まれるアクションというのをもうちょっと物理的なバトルの演出として見たかった。具体的に思い浮かばないけど。

終盤のVFXはめちゃめちゃすごいと思ったけど、人の動きをもうちょっと重力加速度を意識して仕上げてほしかった。個人的好みだが。
菜緒都

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