夏子

ワンダーウーマンの夏子のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

もちろん予告から異性愛な事は分かってたし、だからフェミニズムにそこまで期待してたわけでもないし、DCだから頭使って観ちゃいけないシュールギャグ的要素を忘れてたわけじゃないし、じゃあなんでもやもやしてるかって、ガンダム的な所だ。
戦争はいけない!って言いながら敵を撃ち殺しまくるところが。ガンダム的。
私の中ではガンダムはそう。もちろんだから悪いってわけじゃないけど、特別に巨大ロボットへの憧れとかは無いので良さが分からないし思想的に合わないなとは思う。
アレスに操られているから善良な人間が殺しあう。その呪縛を解いてあげたい。じゃあ1人も殺しちゃいけないのでは。彼女自身は殆ど殺して無いかもしれない。でも1人も殺してないわけじゃない。銃を持って共闘したスティーブは確実に殺しているだろう。
どっちかの味方になってしまって、カッコいいけど、誰かを殺さなきゃいけなかった彼女を不憫に思った。殺してしまったことにさして傷ついた様子のない彼女を不思議に思った。思想的にまだまだ子供で、何かの拍子に騙されてしまう危うさを感じた。彼女がたまたま出会ったのがスティーブで良かった…たまたま運が良かっただけな気がしちゃうけど!
もう2個3個、彼女が成長する過程を描いた映画が観たいわあ。
まあDC映画は考えすぎちゃいけない!
夏子

夏子