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ワンダーウーマンのTaulのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.0
『ワンダーウーマン』
DCEUや女性視点を見てる間は考えさせない面白さ。ガル・ガドットから一瞬たりとも目が離せずクリス・パインとの掛け合いが楽しい。そして西部戦線に戦う女神が降臨するシーンの爆発力。後半特に雑さも目立つが一つの愛の物語としてヒーロー誕生譚として完結。心地良い。

『ワンダーウーマン』の魅力。ローマの休日フォーマットもだけど監督が好きといってるドナー版スーパーマンのような大らかなロマンチックさも感じられた。そのキーになるスティーブ役のクリス・パインがいい。アドリブっぽいコミカルさと、決めの台詞と行動のカッコ良さ。標準以上の男は違う。

『ワンダーウーマン』見る前は、昔のアマゾネス映画っぽいのは無いのか、女性監督のフェミニズムや恋愛がうざそう、といった最低ゲス野郎のノリもあったんたけど、そんなこと忘れて楽しめた。色んなエッセンスがうまく昇華されていたし古風な感じさえするヒーローやロマンスで、オジサンも満足でした。

『ワンダーウーマン』ただアクションシーンはジェンキンス監督が撮りたかったというノーマンズランドは白眉だが、大事なラストバトルがちょっと雑だった感じも。あそこは製作のザック・スナイダーが来て、もっと暗くしてCGでもっと外連味を!と指示して混乱した、ということにしておこう😅
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