紗枝

ワンダーウーマンの紗枝のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「僕は今日を救う 君は世界を救え」

---あらすじメモ---
人間を正しい道へと導く為に生まれたアマゾンの戦士、
その女王の娘、ダイアナ。

ひょんな事故から人間の男と出会い
ダイアナは第一次世界大戦中のヨーロッパへと旅立つ。

男はイギリス軍のスパイで、ドイツ軍の新たな化学兵器(毒ガス)の秘密を握っていた。
いずれ休戦協定を結ぶとの事だが、ドイツ軍はその兵器で、確実なる勝利へと密かに準備を進める...
ダイアナ達は真の平和の為、動き出すー
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激しい前線を突き進むダイアナのシーンはとても格好良かった。
しかしながら戦争の中でヒーローの力を使う事に少々アンバランスさを感じてしまったが、神の奇跡という描写なのかもしれない。
それまで暗闇の中だったアレスの存在が露わになるシーンにはゾクゾクさせられた。
その後は人同士の戦い、神同士の戦いとして分けられていたので良かったと思う。

「僕だって戦争を誰か悪者のせいにしたいさ!」「僕だってわからない!」
とこれまで冷静に任務を果たしてきたスティーブの悲痛な叫びも心に響く。

良くも悪くも世間(人間世界)知らずで無垢なダイアナが、人の業の深さに触れ、神として覚醒する流れが胸打たれた。
(そんで前半のお洋服着たりアイス食べたりダンスを教わるダイアナ、カワイイ。)

2人の別れのシーンはやっぱ涙腺に来た...ストレートな純愛ストーリーでもあった。

ジャスティス・リーグも観たが、
ワンダー・ウーマンの強さと愛らしさ、人間の光と闇の側に在り続けるヒーローの存在を改めて思い知らされた。
良かったです。
紗枝

紗枝