エディ・レッドメインが演じたリリーは、見ていてうっとりするほど女性らしかったし、ストーリー後半で自分が何者でいるのが最適なのか悩むシーンや昔の自分を知ってる幼なじみと再会した際に見せた女性の戸惑いの表情は絶妙まった。観客はみていて、なんとも言えないいじらしさを感じたはず。
また、妻を演じたアリシア・ヴィキャンデルの演技も素晴らしかった。
最愛の人が隣にいるのに、夫として愛すことが決して出来ないことの苦悩が観ていてひしひしと伝わってきた。
残念な点を挙げるとすれば、エディ・レッドメインのメイクが雑だった点と、ストーリー後半の"まとめ"が早かった点だ。
メイクに関しては、俳優が女性らしい微笑みを作っているのに、メイクが雑な為、表情に少し違和感を覚えてしまった。
ストーリーに関していえば、後半に、主人公が亡くなった後の妻の生活環境も組み入れて欲しかった。
