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リリーのすべてのsulgiのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
4.8

わたしは、元々レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーというものに違和感はなくむしろ、自分では認めている。つ、も、り。だった。
でも、この映画を見て
リリーにならないでほしいと思ってしまう自分がいた。
そのときに、100パーセントなんて認めてもいないし自分の中に否定の気持ちがあるのだとショックだった。
私は、女に生まれていやだ。と思うことが多々ある。でも、後悔したことはないし自分と体の違いについて悩んだこともないと改めて感じ、なにを認めていたのだろうと思ったのと同時に、私は幸せなのだと思った。

リリーについては、こんなに強くて綺麗な女性がいるだろうか。
そして、またゲルダほど強くて綺麗な女性もいないと思う。姿も、もちろんこの2人だから綺麗だけど、心が。
こんな2人がいたということは忘れてはいけないし、知れてよかった。

映画については、
エディの演技の上手さに唖然。
私よりも何倍も女らしい。女になりたい男なんだから女よりも何倍も綺麗なんだろうなぁと思った。
目が揺れるところ、口の微笑み方、手の動き歩き方本当に素晴らしい。
そして、とても美しい

アリシアは、
なんて綺麗な人なんだろう。
感情を全部出す演技がすごすぎると思った。(文字力がない)
とにかく、この人以外のゲルダはいない。

アンバーハードは、ただただ華やかで綺麗な人。本当に目をみはるほど綺麗。

この映画の、灰色がかった画面が重くてリリーがなりたい自分になれない感じと重なって、重い気持ちになった。
でも、綺麗なドレスや絹の靴下、宝石、花、パーティーがとても素敵だった。

これらを身につけられる女性はとても素敵だと思うし、私はやっぱり女であることを誇りに思う。
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