このレビューはネタバレを含みます
夫婦で画家だった2人。
だけど、妻からの頼みでモデルをしたことにより夫はリリーという女性の部分が開花してしまう。
この映画は、まだ、同一性障害が理解されていなく、手術も今みたいに世間に広まってない時代の話
夫がいきなり女になってしまう妻の葛藤や苦しみが凄く
夫も夫で自分の中の女としての気持ちや体への拒否反応、男の格好をすることさえの拒否反応や誰にも理解されない辛さ
妻は夫を愛しているからこそ、女になり、自分の夫ではなくなることが辛くもあり、理解しようとする努力が凄かった。
夫も妻を愛しているが女として生きたいという気持ちが手術することで生まれ変われるのだと信じていて、女としての幸せを得たいと望んでいる。
まだ、この時代では、手術自体がほぼ、されたこともない時代で、すごく危険なものなのだと思った。
最後にリリーとして手術は失敗し、亡くなってしまう。
このリリーの日記から本が出されたというのだから、すごい