Mariko

リリーのすべてのMarikoのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
3.7
どうしても妻であるゲルダ視点で観てしまいとても辛かった。すごく難しいし重いテーマ。
アイナーは今までずっと自分の性について葛藤し続けてきたんだと思う。特にLGBTに対して理解のない時代で医師にさえ異常者扱いを受けて辛かったと思う。
ようやく理解してくれる医師に出会い、女性の体を手に入れる為の手術を受けられる事に。しかしそれは同時にゲルダが愛した夫としてのアイナーがいなくなるという事。それでもそんな"彼女"を後押しして最後まで支え続けたゲルダの心情は計り知れない。
姿は変わっても2人は強い絆で結ばれている。
女性の姿で最期を迎えられたリリーはきっと幸せだったはず。
Mariko

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