はにゃん

ストックホルム・ペンシルベニアのはにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当事者ではない人が当事者の気持ちなんてわかるはずがない

レイア視点のこの映画を見ると、母親が不気味でしょうがなく感じた。
彼女にとってベンとの生活こそが平穏で、幸せなものだった。
それが急に離れて暮らすことになり、両親だと名乗る知らない大人たちと暮らす。
そりゃ戸惑うに決まってる。
これがストックホルム症候群なの?というより、ごく一般的な自然な感情だと私は思った。

一階に降りてもいい?
ママが恋しくなったの?
喉が渇いたの、
お水は30分後よ

忘れられないこの会話、母親が焦りでヤバい奴になっていくのも納得
もう会えない、なんなら生きていたかもわからなかった娘に再会したのに、娘は他人行儀で誘拐犯に懐いてたらこうもなるよな


ラストシーンゾッとした。
彼女の家族を彼女は自分で築こうとしてる
はにゃん

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