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光をくれた人のsakiのネタバレレビュー・内容・結末

光をくれた人(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前から見ると決めていた作品。予告編を見てから映画を見たため期待値が上がっていた。夫婦に訪れるさまざまな困難をどのように乗り越えていくのか、ありきたりだけどヤヌス島という場所が輝かせていた。


実際に見てみてやはり景色が素敵な映画だった。そして、静けさが印象的。孤島の灯台を作品の本拠地としているのもあって誰もいないことを示す静寂を掻き立てていた。

愛する人と出会い、契りを交わした夫婦が流産したことで歯車が狂い始めた。島に流れ着いた赤ん坊を夫婦が育てるが、あまりにも大きな罪を犯すこととなる。

自分が奥さんの立場なら同じことをしてしまうと思う。大切な人を失う気持ちはとてつもない苦しさに襲われると知っているならなお哀しい。

旦那さんが罪を被り、処刑されに行くシーンは見ていられないほど痛ましかった。手紙を通して夫婦の絆を取り戻す。現代にはなかなかみられない手紙がとてもロマンチックだった。自分も文通をしてみたい。
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