近藤真弥

光をくれた人の近藤真弥のレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.0
飛び道具も派手さもないけど、実力のある役者陣と丁寧な演出だけで、こんなにも面白い映画ができるんだなと。重厚な人間ドラマですが、美しい映像や沈黙を生かした心地よいテンポがあるので、約2時間あっというま。

見どころは、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルのラヴ・シーンでしょう。まるで影絵のように描かれるそれは、官能的かつ暖かい愛で満ちている。

ある程度人生経験を積んでいないとわからない機微が多いので、そういう意味では大人の映画と言えるかもしれません。
近藤真弥

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