ゆず

ゴーストバスターズのゆずのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
4.7
3D上映用にFrame Brakeという独自の画面演出がなされている本作。フレームブレーク!響きはかっこいいよね!ゴーストバスターズ並みに!シネスコサイズの映像の上下外側に黒帯を付け足して全体としてはレターボックスサイズに。その上下の黒帯の部分まで光線やゴーストがハミ出すことで、まるで画面から飛び出すかのような錯覚を引き起こそうという演出。今までの3Dって画面端から外側には絶対飛び出さなかったんだけどフレームブレークは画面から外側に飛び出してくる。実際上下がハミ出てるので。これは3D用の画面演出だけど、同じことを2Dでやっても飛び出てるように錯覚しそう。

でも全体としてレターボックスサイズになったことでシネスコサイズのスクリーン両端がけっこう余る。それプラス、上下の黒帯が「額縁」のようになって、スクリーンの中にひと回りふた回り小さく映写されてるようになってしまう。(ワイドテレビでアナログ時代の映像を映してその上下を黒帯で隠した状態を想像してほしい)高さのあるIMAXのサイズを意識したフレームブレークらしいので、横長のシネスコのスクリーンではそういう弊害がある。

ただし、これは前方の席で観れば解決する問題!

それどころか!迫り来るゴーストや吐き出されるベトベトが圧倒的臨場感で襲いかかってきて逆にお得なのだ!
ゴーストにベトベトにされた!
キャッキャッ♪
ゴーストが私の体を通り抜けていった!
キャッキャッ♪
※これはIMAX3Dではなく通常の3D(字幕)で観た感想です

これからのスクリーンは縦に長くなっていくべきだと思う(!)横フレームブレークがきたらさらに横に伸びていくしかない。そうやってスクリーンは巨大化の一途を辿る!…わけにはいかないので、額縁上映とも(できれば)賢く付き合っていかねばなあと思う。本来特等席であるエグゼクティブシートに座った人が「小っさ!」なんてガッカリしなくて済むように、映画館や配給会社が上映方法についてもっと詳しくアナウンスしてほしいと思った。お金払って観るのに画面のサイズが分からないというのは、いま思えばおかしな話だ。(今回私はたまたま前の方の席で正解だったけど)映画好きのはしくれとしても、こういった場で鑑賞時のことを積極的に発信していくべきかな。今回の件で初めてスクリーンのサイズが気になった。まだまだ分かんないことばかりだけど、これも映画の奥深さであり、分かるようになればもっと楽しめるだろうな。

上映方式について長々書いてしまったけど、内容については、

I ♡ GB! Hoooo!

面白いというか、楽しい!なんか楽しいぞこれ!キャッキャッ♪ぜひ3DかIMAX3Dで!通常3Dなら前方の席がオヌヌメ!
ゆず

ゆず