キミシマユウキ

ゴーストバスターズのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
3.7
幽霊の存在を心の底では信じている女性科学者のエリンはとあるきっかけで旧友のアビーと再会し幽霊が出たという屋敷の調査に出るが……

1984年に全世界で大ヒットした
『ゴーストバスターズ』
のリブート版最新作!!
監督は『SPY』『ブライダルメイド』の
!!ポールフェイグ!!
主演は同じく上記作品の主演を張った
!!メリサマッカーシー!!
思いの外評価が高かったので劇場で鑑賞。

敢えて"女性"に置き換えてリブートしたんだ!!

という監督のメッセージがヒシヒシと伝わる、、ような気がする近年のリブート系映画の中では大成功の部類だろう。
過去のオリジナルシリーズ2作を全く見ていない方々でも楽しむことが出来る娯楽作品に仕上がっていつつも、オリジナル大好き&映画大好きなナード達にはたまらない仕掛けが沢山詰め込まれている2重仕掛けの宝箱のような作りだ!
まぁストーリーは本当に語るほどもない予定調和の王道ではある。
ただ最先端の映像技術とアクション描写の増加、ギャグのてんこ盛り、そして女のアツイ友情物語で非常に楽しめるのだ!!
今回3Dで鑑賞したところ、技術がかなり進化してないか!?
奥行きが飛び出してくるのはもちろんなんだけども、画面から上下にはみ出る的な演出が素晴らしい!
3D視聴は非常にオススメ!
映像・アクションも最新のガジェットを使ったハイテクゴースト退治なのでその面では完全にオリジナルを凌駕しただろう。
監督の前作『SPY』でそこらのノウハウは磨かれたのだろう!

主演のメリサマッカーシーはマツコデラックス!
本当にそこらへんにいそうなおばさんなんだけどもだからこそ親近感が湧く!
『SPY』の時からすっかりファンだ!
もうひとりの主人公クリスティンウィグ!
この人は良く見るけどそんな印象に残らないかな(笑)
武器を出した時の
「Say hello to my little friend!!」
※出自:『スカーフェイス』のアルパチーノ
が最高だった。
ちょっと老けました。
エンジニアのホルツマン役はゴーストバスターズの中ではMVP!!
ケイトマッキンノン?という知らない女優だったが、是非シリーズ化したら彼女の姿をもっと見たい!!
そしてアホな受付ケヴィン役にクリスへムズワース!!!
いやこれはやばいwww
『アベンジャーズ』のソー様もクールな脳筋だったけども今作では真性のバカ!!
上映中笑ったシーンの8割は彼が関係していると言ってもいいくらいいいとこどりな役だ。しかもほとんどアドリブらしい。
クリヘムは新しい扉を開いたんじゃないだろうか……(笑)
あとはさらっと市長にアンディガルシアが出ていたり、1984年版オリジナルのメインキャスト達(ビルマーレイやシガニー・ウィーバー、もちろんオバケも含む)などがほぼ全員カメオ出演しているので"ウォーリーを探せ"的な楽しみ方もできるぞ!

強いてゆうならあまりにも予想通り過ぎる展開は少し冗長だし、ギャグも時折スベってるの。
まぁただ最新の映像と迫力、エンタメ性を考慮したら是非映画館で鑑賞すべき作品である事は間違いない!!
この夏、あなたも幽霊退治!!

〜オマケ〜
ただ日本の劇場CM?は相変わらず許せないなぁ(笑)
女芸人4人でプロモーションしたり、オリジナルイメージソング的なのを歌っちゃうのもかなり寒いけど、吹き替えに参加しちゃうあたりも見てられない……。
まぁ字幕派だからいいけども……。

コメディ映画好き、女が活躍する物語好き、そしてオリジナル版が大好きな方にはオススメの作品。