進藤先生

ゲキ×シネ「蒼の乱」の進藤先生のレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「蒼の乱」(2015年製作の映画)
4.0
①にわかファンの私が、「何を今更こんな事を」という意見を覚悟して言いますと、

『 天海祐希さん素晴らしい!魅了されてしまった 』

「 ゲキ×シネ 」で天海さん出演作は初めてでしたが、さすが宝塚のトップスターの中でも異例のスピード出世をされた方であります。
TVや映画での存在感はもちろんでございますが、やはり舞台での “ オーラ ” は物凄い!

最初にダンサーたちの中央から登場するシーンで鳥肌が立ち、歌や踊りやお芝居と出演シーンは全て目が釘付けとなり、この目に焼き付けてまいりました。

どうしてもこの人の感想がそのまま映画の感想になってしまう。

②「 ゲキ×シネ 」
見たまま「演劇」と「シネマ」をミックスした映画です。

通常のライブビューイングとは違い「 劇団☆新感線 」の公演を編集して、アップやスローモーションなど映像の魅力を加えてあります。

映画を観る感覚で舞台のライブ感を味わえる “ 一粒で二度美味しい ” 有難い映画です。

この魅力を伝えてくれるもうひとりが、
「 早乙女太一 」さん

こちらも舞台がメインの方だけあって「 髑髏城の七人 」でも味わいましたが、殺陣シーンのキレは流石!
そのキレッキレをスローモーションで魅せるから、なお格好良い!
歌舞伎や格闘技で耳にする、拍子木のツケの音に合わせて “ 見得を切る ” ドヤ顔に思わず
『 よっ!日本一‼︎ 』

③平安時代、愛し合って夫婦になったふたり( 天海祐希 & 松山ケンイチ )が運命の悪戯から敵味方に分かれる物語で 、「 こんな声だったっけマツケン 」が最後にケジメをつける場面でホロリとし、その他の魅力的な役者さんの演技に一喜一憂しました。

エンディングクレジット後の「 カーテンコール 」でスタンディングしたくなるほど大興奮ですよ‼︎

2015/5/10 横浜ブルク
進藤先生

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