このレビューはネタバレを含みます
レプリカントな彼女のIDだかを消去するってなところがこの作品のテーマと深く関わってくるのかな。レプリカントにも自我があるってなところに落ち着くわけだが。
・人型のロボットだから何をしても大丈夫だという者
・愛する人間が死んだからそれを模したロボットを創った者
人なのかロボットなのかという違い。人と見なすかロボットと見なすかという違い。人間にはできないことだからとロボットで楽しむ。人間では埋められなくなったところをロボットで補う。ここの狭間が問題で。どちらもよりリアルであることを求めているわけで。より人間に近づけることで興奮を覚えたり、欲求を満たしていく。究極的に求めるものは同じであるのに、とるべき行動や見え方が変わってきたりする。それが劇中のいざこざだったりするわけで・・・
題材はおもしろかった・・・かな。でもう~む、どうしてこう間が悪くなるのだろうな。