悪魔の棲むYeah

Wの悲劇の悪魔の棲むYeahのレビュー・感想・評価

Wの悲劇(1984年製作の映画)
4.5
はじめの30分くらい、なんかままごとっぽくて退屈だったんだけど、最後まで見るとその辺が前振りであったことが分かって、よくできているなと思った。思ったというか、終盤、自分でもびっくりするくらい心揺さぶられた。

薬師丸ひろ子の「顔ぶたないで」の科白が有名だけども、その後に続く世良公則とのやりとりまで含めていい場面。

三田佳子もいいし、蜷川幸雄の芝居もよかった。
(新人)て書かれていた高木美保の芝居も良くて、彼女こそ、この出演にいちばん野心を燃やしていた人なんじゃないかと思ったりした。