Wの悲劇の作品情報・感想・評価

「Wの悲劇」に投稿された感想・評価

Shio

Shioの感想・評価

3.8
芝居掛かったかなりクサい映画
過剰な内面吐露、デフォルメされた演技、時代とともにすり減っていったものがここには詰まってる
1986年1月4日、鑑賞。

劇中劇の手法で素晴らしい展開を見せてくれたこの作品は、薬師丸ひろ子の最高傑作だと思った。

なんといっても映画構成の見事さに感動した。

当時トップ・アイドルと言われていた薬師丸ひろ子が、処女喪失ばなしなど含めて、アイドル脱皮した映画。

また久しぶりに観たいと思っている。
lisa

lisaの感想・評価

4.2
THE劇中劇。Wどころの悲劇じゃない、ドロドロの女優界!薬師丸ひろ子が可愛すぎて最後まで釘付けだった。美人すぎなくて声がいい、good...

1番面白いのは蜷川幸雄が映画の中でも怒鳴り散らしてるところ笑。監督に指示されてあれやってるって考えるとすごい面白い。ていうかいつも素でやってることを演技でやってくださいって、舞台の演出家が映画監督に言われるのってどんな気分なんだろう、とか全然関係ないこと考えたりした。

ラストがぐっとくるので+0.2。俯瞰のカメラワークもめちゃカッコいい。
雪ん子

雪ん子の感想・評価

3.8
映画自体も面白くて好き。
中でも、往年の女優が薬師丸ひろ子演じる駆け出しの女優に
「自分、自分、自分!」と肩を揺らしていい聞かせるシーンが好き笑
あと、メイキングでラストシーンで監督の要求に上手く応えられずに格闘している薬師丸ひろ子を見て新鮮だったし、より感動した。
eri

eriの感想・評価

4.1
やっぱり芸能界って欲望渦巻くドロドロとした世界なんだろうなぁ。その中で薬師丸さんの透明感たるや!
三田さんの存在感もすごかったし昔の映画だけどおもしろかったなぁ
yuka

yukaの感想・評価

3.8
これが角川の本気か、、という全編気合溢れるカメラワークそして役者の全力演技
初)薬師丸サンはつくづく幸せな女優サンだなぁ~と思う。自分が一人前の女優サンに成長していく過程を同じような劇中劇と映画ストーリーをシンクロさせる作品で主役張るなんて…「探偵物語」では処女である葛藤を演じ今作では冒頭から処女喪失を演じてアイドル女優から一皮脱ぐ過程を易々とクリアしてやってのけている。アイドル女優からの過渡期。この年齢でこのような作品と巡り会うなんて…運も実力の内。いや実力があるからこのような作品を引き寄せる事ができるのか…一人の女優サンを開眼させた佳作でしょう。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2013/12/23鑑賞(鑑賞メーターより転載)
エンディングまで観てやっと「ああ、この曲だったのか」という程この時代に疎い自分が感想を書くことをお許し頂きたい(笑)。小説の内容は知らないので、その話を劇中劇として別のストーリーを展開させることの賛否は論じられないが、まだみずみずしさ満点の薬師丸ひろ子の思いのほか(失礼)巧い演技は苦にはならない。どちらかというと主役は彼女を差し置いて後半独壇場となる三田佳子だろう。びっくりするぐらい80年代風な大仰なw演技合戦の中、静かにかつ冷徹に大女優を演技とも素ともつかない形で表現できる存在感は、やっぱり凄い。
女優への道は険しく、通り一遍の努力だけではダメというのはよーくわかるけど、チャンスをものにするためには「女」を利用することが当たり前という感覚はどうなのでしょう? それは、大人の世界はきれいごとだけでは済まない、無言の大きな力には黙って従うしかないという風潮だった昭和の頃のものなのか、それとも今でも残っているのか? 時代ではなく、単に個人の考え方の違いだけということなのか?
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それはともかく、ここではそれが当たり前という前提で話がすすむので、チャンスをゲットするには更にプラスアルファの要素が必要だった。それは何かというと・・・
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映画のトーンはちょっと鬱屈した感じなのだが、薬師丸ひろ子が初々しいので、ちょっと救われた感じ。中盤で話が急展開し始めると、ぐいぐい引き込まれて行きます。終盤の現実世界の出来事と、舞台劇の世界が重なってくる演出は良かったです。
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中途半端な恋人役の世良公則もまぁ良かったかな。でも女優として成功したら別れるという条件でつきあう彼ってアリか? (・_・) フムフムと素通りしたが、よく考えるとなんだかおかしい。だからラストの別れのシーンも、涙目の薬師丸ひろ子も、なんだか不自然。なにやってんだこの二人? って感じでした。
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お笑いでよく取り上げられる「ぶたないで!私、女優なんだから」の元祖シーンは決して笑うところではありませんでした。
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作品中エピソードで一番強烈だったのは何と言っても「腹上死」。できうる限りいろんな死に方を想像しても、これ以上したくない死に方は無いな。
Nishmarra

Nishmarraの感想・評価

4.2
時代感じるとこもあるけど、薬師丸の好演が光る名作。メタ構造にもある人物の死をきっかけに急に深みが出てくる。

割と長回しが多いので
来るであろうクライマックス、舞台上で大拍手を浴びる薬師丸とそれを観客席の1番後ろから見つめる世良の切り返しには勝手にかなり期待値を上げていた。
あそこでは、二人が最後に言葉を交わした夜の公園で世良が薬師丸の顔面を打ってから、世良が別れの花束を抱えてその舞台を観に来るまでの葛藤が世良の顔に溢れ出すはずだったが、世良は軽い調子で微笑むだけで、それはちょっと違うんじゃないかと思った。
それかそこに至るまでにもう少し世良にもスポットを当てて、何を決めてそこに来たのか分からせておく必要があったのかも。
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