スズナリ

Wの悲劇のスズナリのレビュー・感想・評価

Wの悲劇(1984年製作の映画)
4.0
夏樹静子の原作をそのまま映像化するのではなく『劇中劇』にして、蜷川幸雄が演出家役をやっていたり、舞台の裏側やあるあるを盛り込んだりするなど、和製「イブの総て」と言っても過言ではない名作に仕立て上げている。よく薬師丸ひろ子が「アイドル女優」から「女優」に脱皮したと評されるが、まさにその通りだと感じた。「役者」として貪欲に駆け上がる様はイブ・ハリントンそのものだった。そして当時「新人」の高木美保の美しさ。クイズ番組やコメンテーターのイメージしか無かったからキャスト名見て驚いた。
よくYouTubeの動画で使われているBGM(ジムノペディ 第1番)が舞台で使われていたのがある意味一番驚いた。
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