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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレターのskipのレビュー・感想・評価

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ヴィムヴェンダース監督の近況報告。最近写真にはまってるってよ。
あくまで写真家・写真集の変遷を追った伝記・記録映像。個人的な考えや信条からインタビュー内容に疑問を抱く場面も所々あり不完全燃焼感否めず。スライドショー扱いの映像にもいまいちのれず。
写真集の特典映像、または写真展で流されるドキュメント映像な感覚。作り手の想定としてもそれで正しいのかなと思う。とすればかなりニッチな作品。あまり気を張らずにゆったりと見るのが正解なんだろう。人々の興味関心の延長線上。
内容面だと文化が視野に入ってこないことに少し違和感。地球の自然面だけを覗いているというか。自然至上な感覚で興味心と使命感も未分な印象。人と写真家は同じ人なのかなーなんて。
ともあれ写真の持つインパクトは言うまでもなく感覚を震わせるもので。サルガドの子供を交えたゆったりとしたインタビューからたくさんの想いと考えを巡らせるつかのまの心地よい瞑想の時間でした。
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