スターウォーズのアナザーストーリーであり、戦争映画としてとてもクオリティが高かったと思う。
人間関係の把握が難しく、飛び交う個人名とキャラクターの顔を一致させることができなかった。「この人の名前、クローンウォーズでも聞いたな…この人は映画に出てたな」っていう中途半端な予備知識との照合も忙しかった。
そんな感じで、前半は乗り切れなかったのだけど、ローグワン出撃からはとにかく怒涛の展開。ローグワン、反乱軍の援護、帝国、ジン一行がそれぞれ想いをぶつけ合って爪痕を残していくのだけど、それらを無感情に破壊するデススターの一撃。反乱軍にもたらされた希望を許さないベイダー。これらの恐ろしさが非常に際立っていた。暗闇の中でライトセーバーを光らせるベイダーはシリーズで一番の迫力だった。
反乱軍の多くがフォースの波に乗って戦う様子が描かれ、8で試みられながらも9で挫折した、フォースをスカイウォーカーとシスの磁場から解き放つという試みがここで再度着手されていたとも感じた。