かりんちゃんのウマ

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのかりんちゃんのウマのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最初にep.3と4の間を作ると聞いて、「ということは、どういうこと?」と全くピンもこなかった。
しかもep.4の10分前までを描くと聞いていたから、ますます分からなくなった。

その後、ローグワンの予告を観て、登場人物がみんな新キャラだとわかり、ただただ予想出来たのは「みんな死ぬのだろう」ってこと。でないと、辻褄が合わなくなってしまうからね。(辻褄が合わないのは個人的に嫌いだから、その点とても満足)


そこまでの予想を立てて、スターウォーズ愛のために、一切の情報を仕入れずいざ劇場へ!


「アレ!?テーマ曲はどこいった!そうかこれはスターウォーズではない、スピンオフだった!」最初の感想はコレ。笑

その後は予想を越えた内容、迫力、映像だった!ただスターウォーズでは無いし、本当にスピンオフ作品、戦争映画だと思った。

ep.4〜6(ep.1も)は希望に満ちた作品だけど、この作品は正反対。
結局は反乱軍という正義が勝つってことは分かっているけど、その裏にどれだけの犠牲と覚悟があったのかに焦点が置かれている。
つまりは、戦争映画です。スターウォーズらしからぬ、エグさが満載だった。途中3回ほど本当に泣きそうになったし(一人で観てたらたぶん泣いてた)、何度目を覆ったか分からん。体調悪い時に観ると、結構ズドンっと抜けられなくなるかもしれない。

もう一つ、スターウォーズではないと感じる理由に、ジェダイが一人も出ないことを挙げる。
この作品では、フォースへの憧れ、フォースを操る者が過去の栄光となっていて、そういう意味では、反乱軍の希望をとても感じた。(たしか、ep.4では「フォースなんてあるかよ。は?」みたいな風潮だったから、それは一般市民のみの話で、反乱軍は違ったのかな…)


まとめると、
一筋縄ではいかない、流れを変えることがどれだけのエネルギー(生死)を必要とするのか、だからこそ今を変えよう!変化を恐れず突き進むんだ!そういったメッセージが込められた映画だったと思います。


ep.7でも感じたけど、この作品も、スターウォーズへのリスペクト、愛を感じる作品でした。
ありとあらゆるところに、ep.4と繋がるシーンがあった。そして、CGを駆使した提督やレイアの登場は感動した。私は気づけなかったけど、帝国軍の船からの景色がep.4のまんまだったらしく、それはまた今度確認したい。
新しいキャラクターもこれまでのスターウォーズ作品と比べると個性が物足りないけど、でもスピンオフらしいと思う。


ただ…コレはスターウォーズシリーズ観てないと、絶対に内容わかんないよ。笑