サイクロプス

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのサイクロプスのレビュー・感想・評価

3.5
確かに「スターウォーズ」なんだけど、なんだか悲しい気持ちでいっぱい


エピソード4に向かってゆくつもりで見始めた
時は、銀河帝国の支配が全宇宙に及ぼうとする暗黒の時代
とは言っても、のっけからバッサバッサ人が死に過ぎ…
しかも英雄というより、捨て駒みたいな死に方…
人間関係も、ちょっとドライな感じがして、
「新たなる希望」にたどり着くまでが、ちょっとツラすぎる

4DXで見たこともあって、アクション的なスリルは存分に楽しめた
というか、この映画で初めてカメラ目線のように動く喜びを感じた
例えば、カメラが右に平行移動しながら撮影しているシーンで、
最初のちょっとだけでも椅子が右に揺れると、
自分が動きながら、その場面に居合わせている錯覚におちいる、みたいに
そんな即物的エンタメ要素を除くと、ストーリーとしては楽しめなかった

終盤に向けては、C-3POなんかがちょい出ししてたり、
シリーズとして懐かしい場面も幾つかあるけど、
アナキンが暗黒面に落ちて行く、エピソード3以上に暗いかなぁ
しかもエピソード3は悲劇として見てるし、才能あるアナキンゆえの運命と思えるけど、
ローグワンでは、普通の人がこんな時代に生まれたばかりに死んでいく感じ


見る人によって感じ方は全然違うかも知れないけれど、
これが今のところの僕の率直な感想だ