なまがき

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのなまがきのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます


2017年1月1日に鑑賞
◆ローグワン、面白かった。みんなそれぞれ意志を持っていて、次に希望をつなげていく、ってところがよかった。けど、ジョージルーカスの物語の着地点はどこにするつもりだったのか聞いてみたくなるほどに運命論と呼んでいいのか分からないけど、盤上の駒を操るが如く進行する物語がすごくしんどかった 面白いけどしんどい
◆もはやスターウォーズの根幹はフォースと呼ばれるものによって宇宙が掌握されているとしか思えない
◆アナキンが選ばれし者の役割を全うすることが物語をすすめていく上で絶対なら、あの時代の人間は今回のデススター崩壊もあらかじめ決まっている出来事を達成させるための駒だなぁと思って、結局、帝国も共和国も環境が生み出した膿みたいなものだ…と、色々考えてしんどくなった
◆共和国の崩壊はシスたちのせいではなく、あらかじめ崩壊することが決まっていたけれどもシスたちの存在によって崩壊が早かった、と解釈してたので、機能してない評議会がまだ評議会としての役割をしてることにもびびったし、帝国も共和国も正しいことなんてないと思うのではやく平和になってほしい
◆スターウォーズって結局どうするの????共和国、帝国の勢力争いだけで終わらせる感じではないよね?崩壊の後の再生、その再生にフォースが破壊だけではなく調和をもたらすものとして描かれてほしい、というかSFで終わらせてほしい気持ちが強い
◆ジェダイが希望の象徴になるにしてはジェダイの正しさも特にないような感じがあるので、よりフォースをうまく、種族の繁栄と平和のために使えるような環境になってほしい 初代ガンダムもニュータイプと呼ばれる人たちが戦争の道具にしかなり得なかった悲しさが大きいので、なんかすっっごいしんどい…
◆スターウォーズ熱かったときの苦しさ思い出してしんどさがハンパない アナキンもオビワンもやっぱりその時代を表現するためのツールだ…ふたりの選択に大きな意味が生じることもなくて、ルーカスの動かす駒だ…しんどい… 物語だからそりゃそうだろ!って感じなんだけど
◆スターウォーズをみてしんどさを感じるのってどんなに素晴らしい能力や勇気ある行動、思想があっても時代の波に飲み込まれてしまう、それが現状を良くするための決定打にはなりえない、ってところなので、ジェダイを見てるとお腹痛くなる…。


◆SWの小説読む限りジェダイがシステムの一部として組み込まれるにしてはあまりにもシステムが古く機能していなかったで、停滞したジェダイひいて世界を一旦崩壊させ、そして帝国も崩壊させるトリガーとしてアナキンは選ばれし者だった、という解釈をしているので、そうするとフォースが宇宙の統括を図っているのでは…?みたいな、なんだろう、ファウンデーションでいうところのダニール…?時代を観測するって本当しんどいな…
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