我が道を行くライオン

TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)の我が道を行くライオンのレビュー・感想・評価

3.5
エビデンス、スキーム、コア、ブレスト、エトセトラ、エトセトラ…。嫌、嫌だよこんな日本。どんなビジネスも形や数値に現そうとする現代人に、この作品は腹身を超え中骨を超え、心の臓まで抉ってくれる。仕事なんて熱意が全てだろう。「ビジネスマンさんアイスブレイクなんて言葉を使うなよ、俺たちは氷で魚固めてるけど、卸す先もその先も、誰よりもホットな信頼で億越えの金を動かしてるんだぜ?」とでも伝えてたいんじゃないか、市場の鮪くらい新鮮な目をしている築地の兄ちゃんは。人間同士の熱意と信頼で築かれた地だ、築地は。ナンバーワンではなくオンリーワン! 百合子、全部お前のせいやぞ!