フィーバー

ぼくらの家路のフィーバーのレビュー・感想・評価

ぼくらの家路(2014年製作の映画)
4.0
何と後味の悪い作品だろうか。
決して作品の内容の事ではない。

この作品のラストは、全く想像出来なかった。

これこそ衝撃のラストと言える。
エンドロール中もその衝撃にムカつく、そんな作品である。

母親が失踪しているたった3日間の話であるが、母子家庭で小学生の兄と修学前の弟だけが残されたらどうなるか想像して欲しい。

その間の子供たちの行動が意地らしく、そんな小さな子供たちに対して大人たちの対応が実に腹立たしい。

日本で同じ設定で描かれたとしたらこんな話にはならないだろうが、日本でも現実はこの作品のようになるような気がしてならない。

ドキュメンタリーのようなリアリティーに圧倒される秀作である。