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こねこのミーシャのMikiMickleのレビュー・感想・評価

こねこのミーシャ(1963年製作の映画)
4.5
『チェブラーシカ』のロマン・カチャーノフの名作短編映画『ミトン』を含めたストップモーションアニメ短編6作品。


『ミトン』1967年
少女アーニャは子犬が飼いたいけど、お母さんに反対されてしまう。
ある日、毛糸の赤いミトンを犬に見立てて遊んでいたら、なんとそのミトンが小さなかわいい子犬に♡
ミトンとアーニャはドッグコンテストに参加するんだけど……


『こねこのミーシャ』1963年
捨てられて独りぼっちで住んでいた古い小屋が取り壊され、お家がなくなっちゃったこねこのミーシャ。
そのあとにはトラックさんたちがモダンなアパートを作ってる。
ミーシャは一緒に暮らしてくれる家族がみつかるかしら?


『迷子のブヌーチカ』1966年
おじいちゃんが目を放したすきに、いたずらっ子の女の子ブヌーチカが迷子になっちゃった‼
町には泥棒さんもいる‼さあ、大変‼


『レター』1970年
海軍のパパからの手紙が届かなくなって、僕とママは心配に……


『ママ』1972年
チビちゃんがお昼寝中に買い物に出たママ。
でも、お店はどこも混んでてなかなか帰れない……


あと、映像特典で『ノビチェク ~働き者のトラクター』1961年ってのがあったけど、見忘れた……


とにかく、かわいい‼‼特に上3つ‼‼
あぁ……たまらない……
ミトンとミーシャ、可愛すぎる……
ミーシャにメロメロ…
『こねこのミーシャ』だけ台詞があるんだけど、小鳥さんに「大きくなっても僕たちを襲わないでね」って言われて、「わかったよ」って返事しながら(意味ありげ)みたいな説明がつくのとか、寂しげだけどキュートなミーシャがたまらない‼

そしてもちろん『ミトン』
手袋を子犬に見立ててて、もうそれだけで胸がしめつけられる…アーニャもミトンも愛しくて…


なんとも言えない切なさとほっとする幸せさでうるうるとしてしまう。
望めばきっと夢は叶うよって、そっと教えてくれるような作品です。
50年も昔のソ連で、こんな素敵な心暖まるものが作られていたのかって思うと、素晴らしいものは時代も場所も越えるんだなとしみじみ感じてしまう。

なんか、小さな小さな手作りのおもちゃの宝物を、小さな子供からそっとこっそり手渡しされたような気分♪
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